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海外から要人来訪。鳩山邦夫総務大臣辞任。その後の状況分析続く。
1.朝6時起床。子どもたちと日経新聞の夕刊に載っている「漢字ゲーム」で遊びながら、学校での出来事などを聞く。
朝8時、都内のホテルで、ブラジルの鉄鋼会社ウジミナスのブランコ社長と朝食会。ウジミナスは、日本とブラジルとの協力事業の象徴として成立された、いわば国策会社である。最近、日本側は出資を増やし、新興国BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の一角のブラジルでの事業強化を図っている。

昨年6月のブラジルの日本人移住100周年記念式典に、皇太子殿下、麻生太郎幹事長(当時)とともに出席したこと(2008年6月27日活動報告参照)や、その後も、国際会議でブラジルを訪問したこと(2008年12月2日活動報告参照)などを引用しつつ、ブラジル経済との動向や、中南米に限らず、欧州、中東の政治・経済の状況など、幅広く意見交換を行った。若い社長であり、次回ブラジル訪問の際には、本社のあるベロ・オリゾンテ市を訪問したいものである。

2.9時半、衆議院外務委員会。

昼には、中米のハイチのアレクシー元首相と意見交換(写真)。ハイチは訪問したことはないが、中米の最貧国の一つである。約50万人もの子どもが小学校に行けないそうである。日本は、無償協力により、小学校建設など協力しているが、治安状況が安定しておらず、青年海外協力隊も入っていない。本来なら、日本の若者たちが入り、算数を教えたり、農業支援したり、医療援助を行ったりするのだが、残念ながら、まだ入れそうにない。治安も良くなってきているとのこと、日本の支援も多角化したい。

3.その後は、ベトナム外務省のソン次官の表敬訪問を受ける。ソン次官は海外のベトナム人の担当であり、日本にいる約3万7000人のベトナム人の状況(ちなみに、日本にいる外国人は約215万人)について調査に来られたのである。このうち約4000人は私の地元兵庫県に滞在しており、昨日は、井戸知事とも面談したとのことである。ベトナムからの留学生はじめ相互交流の拡大について、意見交換を行った。

4.そして、鳩山邦夫総務大臣の辞任のニュースが飛び込んできた。何故ここまで時間がかかったのかという思いもあるが、政府がまだ株式を保有しているとは言え、民営化される会社であり、民間人からなる指名委員会が西川社長の続投を支持しており、西川社長に法律違反などがない以上、麻生太郎総理は、いくら側近の鳩山大臣とは言え、その民間の指名委員会の意思を尊重し、判断された、と理解したい。しかし、一方で、「かんぽの宿」の売却を巡る不透明感や郵便貯金の障害者割引制度を悪用した事件など、しっかりした説明と全容の解明が必要なことは言うまでもない。

その後は、先輩議員との情報交換が続く。

5.夕方には、先日死亡されたガボンのボンゴ・オンディンバ大統領の弔問にガボン大使館に伺う。

そして、議員会館に入り、来客や水産経済新聞の取材、打ち合わせなど。
夜は、先輩・同僚議員と意見交換会。明日は朝一番で地元だ。