1．今朝も8時から党本部で「自動車議連総会」。燃費のいい自動車への減税を行う、いわゆる「グリーン税制」等について意見交換。9時過ぎから、最近のファッション業界の動向、軽くて強い「炭素繊維」の宇宙・航空分野への利用など、繊維業界の新たな動きについて説明を受け、続いて、関係省庁と道路特定財源の使い道、ベンチャー投資への優遇税制（「エンゼル税制」）等について意見交換を行う。

2． 10時半「社会保障を考える会」で、権丈善一・慶大教授と意見交換。権丈先生とは2005年7月に明石での「医療フォーラム」においてパネリストとして意見を交換して以来、様々な勉強会などで意見交換を行っている、いわば同志である。権丈先生の基本的な立場は、私と同じ「温かい社会保障」主義である。ちなみに、年金改革については、与党案を支持して頂いているが、消費税を巡る最近の動きについては、「財政改革研究会」の立場を基本的に支持しておられる（消費税を「社会保障税」として改組し税率を引き上げる）。消費税を巡る立場は、時期や順序などについて、私と若干異なるが、いつも示唆に富んだご指摘を頂く。頭が整理される思いである。

3．続いて、「全国保育関係議連」、「食育調査会」、「水産部会」と出席。私も、少子化対策、子育て支援政策をライフワークの一つと自認しており、保育関係予算をしっかり確保したいと思う。「食育調査会」は事務局次長を拝命しており、来年度（20年度）は30地域のモデル地区で地元の農水産品を給食の食材に活用する事業の予算も新規で要求している。是非、地元の明石、淡路島でも実施してもらいたいものだ。「水産部会」では燃油対策への要望が数多く出される。是非補正予算で対応したい。

4．ガソリンスタンドの環境対策について有志議員での打ち合わせを経て、党改革実行本部総会。「政治資金規制法」の改正案の与野党折衝の状況報告があり、(1)1万円超の領収書の全面公開、(2)1万円以下の領収書については、開示請求に応じて、情報公開法に準じ公開することについて、了承される。「やっとここまで来た」との感想である。事務的なミスのないよう、「登録政治資金監査人による監査」や、新たに設置される「政治資金適正化委員会」による記載・報告の仕方についての相談受付を行うこと、なども決まる。自民党が生まれ変わったことを示さねばならない。

5．その後、谷垣禎一政調会長に中小企業税制の説明・申し入れ（写真）を行い、そのまま、税制調査会へ出席。道路特定財源の使途や土地税制など、政策的税制について山場を迎えている。私からは、特にエンジェル税制についてその拡充の必要性について強く主張したところである。担当する土地・住宅税制については、一年生議員から多くの応援発言があった。建築基準法の改正による混乱により、建築着工件数が低迷する中で、さらに登録免許税などの税率が引き上げられれば、土地取引は一層停滞し、特に地方経済に大きな打撃となりかねない。東京など大都市圏においても地価が下落し始めている。景気の大きな節目を迎えている。しっかりとした経済政策が必要である。

6．17時からは、いよいよ東京後援会の特別セミナーである。町村信孝官房長官に講演をお願いしている。ご浄財を頂く後援会の皆さんに、心から感謝申し上げるとともに、しっかりと政策でお応えしたい。