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本四架橋の値下げ実験スタート
1.淡路島内の方々から大変強い要望のある本四架橋(明石大橋、鳴戸大橋)について、8月20日より、社会実験としての値下げをスタートすることになりました。

2.具体的には、明石―鳴門ルートは、深夜0時から4時までの間、例えば明石(垂水)―鳴門間の料金は、9000円から6300円に下がります。これは、主としてトラックを念頭に物流コストの下げを狙ったものですが、他のルート(西瀬戸尾道―今治)では、観光推進のため、普通車の土日・祝日の値下げを実験することとなっており、すべての成果を見て、来年度(20年度)以降の本格値下げにつなげる予定です。詳細はこちら

3.なお、民主党は、全ての高速料金の無料化を主張しており、このためには約2兆円以上の財源が必要で、車に乗らない人も含めた増税が避けられません。したがって、民主党の「全ての高速料金無料化」は理解できませんが、ただ、今回の参議院選挙の結果を受け、地方の活性化策は喫緊の課題となっており、例えば、地方の高速道路の料金については、大胆に値下げすることも一案だと思います。

4.いずれにしても、年末までに、来年度の道路特定財源の扱いと予算案を決めなければなりません。来年3月に予算案は衆参両院で成立しても、税制改正を含めた予算関連法案が参議院で否決され、成立しない可能性もあります。そうなれば、例えばガソリンの暫定税率が4月からなくなり、約25円値下がりし、道路財源を確保できなくなります。したがって、民主党も賛成できるギリギリの案を出す知恵を絞る必要があります。9月から年末にかけて、しっかり議論し知恵を出したいと思います。