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ベルギー、ルクセンブルグに出張~日本・EU・ビジネス・ラウンド・テーブル出席~
1.7月6日(月)夜、フランクフルト経由で、EU本部のあるベルギーの首都ブラッセルに到着。北緯51度に位置する(サハリンより北!!)のと、サマータイムのためにもう7時半なのにまだ太陽がさんさんと輝いている。夜10時頃まで明るいそうだ。空港から、エグモン宮殿に向かう。日本とEUの経済界の方々が集まり、様々な課題について議論する「日本EU・ビジネス・ラウンド・テーブル(BRT)」のレセプションに出席のためである。
2.レセプションは既に始まっていたが、経済産業省から出席している友人の松村好文政務官に続いて挨拶(写真①)。「経済危機でも、多くのヨーロッパ人は3~4週間の夏期休暇で南へ向かった、と聞く。21世紀の人類の幸福、繁栄とは何なのか?是非、日本とヨーロッパで考えたい。もちろんアメリカ的なエネルギーやダイナミズムも人類の発展には必要だが、伝統文化や環境を大事にするヨーロッパと日本で議論することの意味は大きい。」と、こんな趣旨のスピーチをさせて頂いた。
3.翌7月7日(火)、その日のEUBRTでスピーチ(:その主な内容はこちら)。
自由な貿易、投資、そして技術開発こそが世界の繁栄のために不可欠である、と強調した。会議の最後には、欧州側の議長・ジョイコブUCB(医薬品メーカー)会長、日本側議長の佐々木元NEC顧問から、私(日本政府代表)とフェアホイゲン欧州委員会副委員長に、日本・EU・BRTとしての報告書を手渡し()。民間の知恵の詰まったレポートである。実現に向けて是非努力したい。
4.その会議の合い間で、「欧州委員会」やベルギー政府の閣僚とも意見交換。「欧州委員会」は、加盟27ヶ国からなる共同体の政府で、バローゾ委員長(首相)の下に、27人の委員(閣僚)がいる。今回は、フェアホイゲン副委員長(企業担当)(副首相)の他に、ピエバルグス委員(エネルギー担当大臣)と欧州のエネルギー政策について詰っ込んだ意見交換を行った()。ラトビア出身の51才の若い閣僚である。ちなみに、外務大臣に当たるヴァルトナー委員(渉外担当)とはもう何度もお会いしている(4月16日ブログ、2008年10月30日活動報告参照)。
また、ベルギー政府の35才の若いグイッケンボルネ企業担当大臣とも会談()。
5.7月8日(水)6時起床。7時半ブラッセル発の列車で、お隣のルクセンブルグへ()。ヨーロッパで列車に乗るのは、24年ぶり。1985年に大学の卒業旅行に来て以来だ。ちなみに、ルクセンブルグは通産省から石川県庁に出向していた1996年に、小松空港とルクセンブルグを結ぶ「カーゴ・ルクス」を誘致し、荷物の確保のために訪問して以来である。
6.10時半頃、ルクセンブルグ到着。すぐにシュミット外務担当大臣と会談()。その後も、グラメーニャ商工会議所事務局長(元駐日大使:)、グレテン欧州会計検査官(元経済・通商大臣:)ヴァン・デ・ヴェグ・カーゴ・ルクス上級副社長()と会談。
小泉純一郎総理の訪問(2005年)以来の政治家の訪問であり、経済危機下での両国関係の発展について意見交換を行った。特に、両国の企業が投資・活動しやすい環境をつくるべく航空協定、社会保障協定、租税条約等について話合った。
7.特に、私も誘致に関わった「カーゴ・ルクス」は、利用が低迷し、最盛期の週5便から現在は週2便まで減らしている。金融危機の影響が大きいが、活性化すべく、知恵を出したいと思う。
日本人にはなじみの深いルクセンブルグではあるが、あの「スカイプ」の欧州本部が立地するなど、税率の低さと地理的条件から、ITや物流企業の本部も多い。金融の中心でもある。今後、日本企業も進出しやすいよう、政治レベルでの対話も進めたい。
また、世界遺産となっている市街は、ヨーロッパ中世の美しい街並みと近代都市の両方の顔を持つ。は、ヨーロッパセンターはじめ近代ビルが立ち並ぶキルシュベルグ、は、旧都心にあるシャルロット大公(女性)前で。
夕方、フランクフルト経由で日本へ。
2.レセプションは既に始まっていたが、経済産業省から出席している友人の松村好文政務官に続いて挨拶(写真①)。「経済危機でも、多くのヨーロッパ人は3~4週間の夏期休暇で南へ向かった、と聞く。21世紀の人類の幸福、繁栄とは何なのか?是非、日本とヨーロッパで考えたい。もちろんアメリカ的なエネルギーやダイナミズムも人類の発展には必要だが、伝統文化や環境を大事にするヨーロッパと日本で議論することの意味は大きい。」と、こんな趣旨のスピーチをさせて頂いた。
3.翌7月7日(火)、その日のEUBRTでスピーチ(:その主な内容はこちら)。
自由な貿易、投資、そして技術開発こそが世界の繁栄のために不可欠である、と強調した。会議の最後には、欧州側の議長・ジョイコブUCB(医薬品メーカー)会長、日本側議長の佐々木元NEC顧問から、私(日本政府代表)とフェアホイゲン欧州委員会副委員長に、日本・EU・BRTとしての報告書を手渡し()。民間の知恵の詰まったレポートである。実現に向けて是非努力したい。
4.その会議の合い間で、「欧州委員会」やベルギー政府の閣僚とも意見交換。「欧州委員会」は、加盟27ヶ国からなる共同体の政府で、バローゾ委員長(首相)の下に、27人の委員(閣僚)がいる。今回は、フェアホイゲン副委員長(企業担当)(副首相)の他に、ピエバルグス委員(エネルギー担当大臣)と欧州のエネルギー政策について詰っ込んだ意見交換を行った()。ラトビア出身の51才の若い閣僚である。ちなみに、外務大臣に当たるヴァルトナー委員(渉外担当)とはもう何度もお会いしている(4月16日ブログ、2008年10月30日活動報告参照)。
また、ベルギー政府の35才の若いグイッケンボルネ企業担当大臣とも会談()。
5.7月8日(水)6時起床。7時半ブラッセル発の列車で、お隣のルクセンブルグへ()。ヨーロッパで列車に乗るのは、24年ぶり。1985年に大学の卒業旅行に来て以来だ。ちなみに、ルクセンブルグは通産省から石川県庁に出向していた1996年に、小松空港とルクセンブルグを結ぶ「カーゴ・ルクス」を誘致し、荷物の確保のために訪問して以来である。
6.10時半頃、ルクセンブルグ到着。すぐにシュミット外務担当大臣と会談()。その後も、グラメーニャ商工会議所事務局長(元駐日大使:)、グレテン欧州会計検査官(元経済・通商大臣:)ヴァン・デ・ヴェグ・カーゴ・ルクス上級副社長()と会談。
小泉純一郎総理の訪問(2005年)以来の政治家の訪問であり、経済危機下での両国関係の発展について意見交換を行った。特に、両国の企業が投資・活動しやすい環境をつくるべく航空協定、社会保障協定、租税条約等について話合った。
7.特に、私も誘致に関わった「カーゴ・ルクス」は、利用が低迷し、最盛期の週5便から現在は週2便まで減らしている。金融危機の影響が大きいが、活性化すべく、知恵を出したいと思う。
日本人にはなじみの深いルクセンブルグではあるが、あの「スカイプ」の欧州本部が立地するなど、税率の低さと地理的条件から、ITや物流企業の本部も多い。金融の中心でもある。今後、日本企業も進出しやすいよう、政治レベルでの対話も進めたい。
また、世界遺産となっている市街は、ヨーロッパ中世の美しい街並みと近代都市の両方の顔を持つ。は、ヨーロッパセンターはじめ近代ビルが立ち並ぶキルシュベルグ、は、旧都心にあるシャルロット大公(女性)前で。
夕方、フランクフルト経由で日本へ。