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中央アジア・コーカサス・中東・アフリカ出張(その④:「ヨルダン編」)
1.ヨルダンは3年前に河野太郎代議士たちと一緒にペトラを訪れて以来(2006年5月11日活動報告参照)であるが、先月のヨルダン国王の訪日の際に、国王はじめ各大臣とお会いして以来、すっかりヨルダンびいきになってしまった(4月14日ブログ参照)。

今回も、国王は暖かく迎えて頂いた(写真①)。来日時よりもまして、中東和平に意欲を燃やしているお姿で、大変たくましく思った次第である。

2.また、ジュデ外務大臣とは、ざっくばらんに意見交換できた()し、いつも強気で押してくるアリ計画・国際協力大臣とは、学術交流を進めようということで合意した()。また、友人のガージ王子には、ご自宅に“ブランチ”に招いて頂いた()。ヒヨコ豆のペーストなど、美味しい中東料理だ。

そして、トゥカーン原子力委員会委員長とは、ウランや希少金属の開発について、詰っ込んだ意見交換を行った()。

3.午後には、ヨルダン国内に30~50万人(推定)いると言われるイラク避難民を支援する、日本のNGOの皆さんと意見交換()。皆さん、厳しい環境の中で献身的にお世話されていた。特に、いじめられることの多いイラクの子どもたちに心のケアを行ったり、英語を教えたりしていた。心から敬意を表する次第である。

そして、イラクの避難民の方々とも懇談した()。なかなか笑顔が見れない。戦後の日本の経験や、阪神淡路大震災後の神戸の復興の話を紹介しつつ、「夢や希望を持って頑張って下さい。必ず道は拓けます!!」と励ますのが精一杯であった。


4.ヨルダンの首都アンマンは、3年前と同じく小高い丘に白い家が並び()、有名なオリーブの畑もあちこちに見かける()が、4階建てくらいの新しいアパートメントがかなり増えていることには驚いた。中東の石油景気は、産油国ではない穏健国のヨルダンにも及んでいたのである。

さらに驚いたのは、西洋風のツインタワーが建設中であり、また、刮目(かつもく)して見つけたのは、何と100円ショップの「ダイソー」である。一品200円程度で販売しているとのことであったが、なかなか繁盛しているらしい。日本の商法が中東にもウイングを開げている。

5.そして、何より驚いたのはヨルダンの在日本大使館に、EさんとKさんの二人の淡路島出身者が勤務していたことだ。今回、お二人には大変お世話になったし、ヨルダンで大活躍だそうだ。こんな地球の反対側で、故郷の若者が元気に活躍している姿を見ることほどうれしいことはない。よーし、私も負けずにガンバルぞー。