ニッシーブログ
2010.8.1
  「ねじれ国会」が国民のプラスになるように。
1.今回の参議院選挙で、自民党は、51議席を頂き改選第一党となった。しかし、比例代表票が伸び悩んだように、勝利したわけでもない。このことを肝に銘じ、言わば党再生の最後のチャンスを頂いたと認識し、古い体質の一掃、党運営の透明化などを大胆に進めるとともに、国会論戦でも驕(おご)ることなく、謙虚に対応することが大事である。衆参「ねじれ」の状態が、結果として国民にとってプラスとなるようにしなければならない。物事が決まらず何も進まない状態にならないよう、むしろよりよい政策が実行されるようにしなければならない。私も、考え方の近い親しい民主党若手議員とは是非意見交換を進めたいと思う。

2.また、地方では、経済の疲弊が著しく、都市型政党の民主党が地方切り捨て的な政策を実行したため、自民党に対する支持・期待が回復したが、一方、大都市圏や比例代表では、伸び悩んだこともしっかりと認識・分析しなければならない。

3.ところで、みんなの党が躍進したが、これには二つの側面がある。一つは、「第二の民主党」的側面。つまり、「消費税増税なしで財政再建できる」など、バラ色の政策を並べ、言わば「いいとこ取り」をしているのである。他方、二つ目は、「第二の小泉自民党」的側面である。即ち、「小さな政府」「官から民へ」など改革志向の先鋭化した政策を掲げ、大都市の保守層を惹きつけたのである。みんなの党がどちらの側面を強めていくのか。みんなの党の中にも親しい議員は多い。特に「天下り全面禁止法案」は、私も提案者の一人となって、先の通常国会で自民・みんなの党で共同提案した。是非、引続き意見交換を行い、政治・行政の改革を進めたい。

4. そして、もちろん、公明党の議員の方々とも、長年の自公連立政権で培われた信頼関係がある。民主党の横暴をチェックするとともに、ワクチン接種法案など、共同で検討し、政府に対し様々な問題提起を行っていきたい。

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