ニッシーブログ
2007.1.9
防衛省に移行
1.本日(1/9)、「防衛省」が誕生した。その記念式典に出席した次第である。

2.「防衛省移行法案」については、昨年末に臨時国会において、自民党、公明党はもちろん、民主党も含め8割を超える国会議員の賛成を得て成立したのである。

3.これまで、「防衛庁」時代は、内閣府を通さないと法案提出できなかったのであるが、防衛省となりより迅速な対応が可能となった。また、国民の85%が支持をしている、いわゆる「国際平和協力活動」等を自衛隊の本来任務とし、国際平和活動にさらに主体的に取り組むこととなる。

4.なお、国民の一部に、軍事大国化を懸念する向きもあるが、誓ってそのような事は全くない。他国を侵略したり、軍事大国化するような意図は皆無である。本日の来賓の中曽根康弘元総理がご挨拶の中にも述べられていたが、「文民コントロール」はますます強化されるべきであり、即ち、政治家が国際情勢をしっかり見極めながら、この国の安全に責任を果たしていかなければならないのである。

5.特に、2001年9月11日の米国ニューヨークでの大規模な国際テロ事件や最近の北朝鮮の核・ミサイル実験にみられるように、国民の生命・財産の安全を守るために、我が国の防衛力を強化することが急務となっているとともに、これまでにもまして迅速な対応が求められ、さらには、国際的な連携のもとで、世界のリーダーとして、一定の責務を果たさなければならない状況になっていることをよく認識しなければならない。

6.かつてのような、日本だけ平和であればいい、という「一国平和主義」ではなくて、世界の国々と協調して積極的に平和をつくり出していく「積極的平和主義」の考え方に立ち、世界の、特にこの東アジア地域の平和と安全をつくり出していくことが大切なのである。このような思いを巡らせながら、「防衛省移行記念式典」に出席した次第である。
画像はこちら


一覧
HOME
(C)yasutoshi.jp