とっておきの1枚

2008年4月11日
ニッシ-の春のおすすめ読書 その②

2025年、この世の中はどうなっているか。IT技術は進み、すべての人の額に、小さなカメラを埋め込まれ、すべてのものを記録する。もちろん、プライバシーはシャドウ(黒い幕)がかけられ記録されない。また、不要なものは自分で消去することもできる。もし、この記録すべてを編集すれば、その人の人生ストーリーとなり、伝記ができる。正確な歴史が編纂されることにもなる。「エクサバイト」とは容量の単位で、1エクサバイトは100万テラバイト。膨大な容量である。しかし、編集の過程で、加工されることはないのか?また、プライバシーの保護は完全なのか?様々な問題が提起される。しかし、そんな社会はもう目の前に来ているのである。IT社会の将来を占う、一気読み間違いなしの最新作だ。