とっておきの1枚

2006年8月23日
夏休み読書編(その二)

若手の人気作家・東野圭吾氏の新作です。先般、直木賞を受賞した「容疑者Xの献身」も予想外の展開に驚かされましたが、この「赤い指」も意外な結末に感動します。どこの家庭にもある、夫婦間のやりとり、老人介護の問題、ひきこもりがちな高校生などのテーマを赤裸々に描きながら、読者を引き込んで行きます。やや沈痛な思いになってしまいますが、なかなか面白い作品です。おすすめです。