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2020.1.1
2020年新年の決意〜令和の時代のリーダーとして〜
1.新年明けましておめでとうございます。昨年も多くの皆様にご指導、ご支援頂きましたこと、感謝申し上げます。昨年は、3度の甲子園での地元明石商業の応援、ラグビーWCのロシア戦・南ア戦観戦、先日の旧知の村田諒太選手の世界タイトルマッチの応援などスポーツ観戦にいそしんだ年でした。本年夏はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。多くの日本人選手のメダル獲得、多くの外国人観光客の訪問、そして、令和2年が明るい日本の未来を拓く象徴的な年となることを期待します。

2.昨年は「平成」が終わり、「令和」という新しい時代が始まった歴史的転換の年でした。この転換の年に「内閣官房副長官」としての任を全うできました。6月のG20大阪サミット、7月のG7フランスサミットで、安倍総理を補佐し、9月11日からは「経済再生担当大臣」「全世代型社会保障改革担当大臣」「TPP担当大臣」として、先般「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」「全世代型社会保障検討会議中間報告」をとりまとめました。
私の大臣就任後、経済の先行指標とされる株価が10%上昇しています。来年の経済成長率の見通し実質1.4%の達成、力強い成長の実現に全力を尽くします。

3.12月20日、歳出総額102兆6,580億円の令和2年度予算が決定しました。「いい(1)れいわ(0)二年(2)に向(6)かってゴー(5)晴れ(80)る日本経済」となる予算です。
@全世代型社会保障の構築に向け、来年4月から、高等教育の無償化( 4,882億円)、幼児教育・保育の無償化の通年化( 1,878億円)、予防・健康づくり( 700億円)など医療・介護分野の充実を図ります。

A社会保障関係費(+4,111億円)を高齢化による増加分に相当する伸びにおさめるなどの取組を継続し、安倍内閣発足以来、国債発行額は8年連続の減額となります。引き続き「経済再生」と「財政健全化」を両立していきます。

4.これに先立つ補正予算でも、中小企業・小規模事業者の生産性向上のための支援(3,847億円)、学校のICT化(2,318億円)等の予算を確保しました。地方も含め、日本経済・社会全体のIT化を進めます。

5.「全世代型社会保障」については、広く安心してもらえる社会保障制度を構築する必要があります。中間報告では、年齢ではなく負担能力に応じた負担という視点を徹底していくことや生涯現役(エイジフリー)で活躍できる社会を創ることを今後の改革の視点として取りまとめています。

6.就職活動の時期が偶然にも雇用環境が厳しいバブル崩壊後の時期と重なった「就職氷河期世代」の方々に対する支援は待ったなしの状況です。社会全体で機運を高めるため。11月に当事者・支援団体や地方の代表団体等の参加を得て、全国プラットフォーム(会議体)を立ち上げました。各地域でもプラットフォームを設立し、地域で創意工夫のある取組を広げていきます。補正予算、当初予算を含め3年間で650億円を上回る財源を確保します。お一人お一人に寄り添い、丁寧な支援を進めていきます。

7.また本年は、世界経済の減速が見込まれる中、世界経済の動向の鍵を握る主要国のマクロ経済政策を担当する責任者の方々と是非対話を進めたいと考えています。米国、中国、インド、英国、アジア諸国等の主要国とマクロ経済対話を重ね、世界経済についての認識を共有しながら、連携して対応し、リスクに備えてまいります。
また、TPP担当大臣として、自由で公正なルール・秩序の維持・発展に向け、TPP参加国のメンバー拡大等に取り組み、ハイスタンダードでバランスのとれた21世紀型の新たな共通ルールを世界に広めていきます。世界経済の減速を背景として、また保護主義的な動きが出てくる中、是非この自由で公正なルールを広げていく努力をしていきたいと考えています。

8.大臣就任後は、主に国内対策に注力してきましたが、今年は世界に「ねずみ」跳びする年としたいと思います。(ボクサー時代の持ち味の)フットワーク軽く、機敏に行動する決意です。今年も引き続きご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。
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